腹腔鏡

腹腔鏡を使った避妊手術

一生に一回の手術なので痛みの少ない手術を

お腹の中に直径3~5mmの細いカメラを入れてその映像を見ながら行う手術です。 開腹手術に比べると傷が小さく目立ちません。入院日数が短く復帰が早いという長所があります。 ワンちゃんやネコちゃんにおいてどうしても手術などの治療が必要になった際、「『傷』を小さく、『痛み』が少ない手術・検査」を提供することを目的にした医院です。 手術後の回復は腹腔鏡で手術した子の方が明らかに早いためです。 避妊はしてあげたいけど、お腹を開けることに抵抗があって手術しなかった方にもいい方法だと思います。 新しいですが安全な手術なので、これから避妊手術を考えている方はぜひ選択肢に入れてあげて下さい。

手術費用 犬

10㎏まで49,500円
20㎏まで55,000円
30㎏まで61,500円
40㎏まで66,000円
40㎏以上77,000円

手術費用 猫

一律44,000円

※採血代は別

今までの術後
腹腔鏡を使った術後
  • 手術費用(血液検査・レントゲン検査・血管内カテーテル留置・静脈点滴処置・麻酔前投与薬・導入薬・吸入麻酔・腹腔鏡下卵巣子宮摘出術 の処置も含む)
  • 入院費がかからないため、通常の手術代より概ね15,000から20,000円ほどの追加費用で実施できます
  • 大型犬の避妊、去勢手術の際に胃捻転拡張の予防に腹腔鏡での胃腹壁固定術を同時にすることお勧めしています(+20,000円)

腹腔鏡手術はどんな手術?

パートナー(犬・猫)の避妊・去勢手術の手段として近年注目されている、手術方法の一つです。 動物への痛みや体への負担が少なく、早期に退院できることが最大の利点と言われています。その腹腔鏡手術によるメリット・デメリットを詳しく解説します。

メリット

  • 小さな傷で手術が可能。(約5mmの傷が2つか3つで可能)
  • 手術の内容によっては日帰り手術を実現できる。
  • 傷が小さいため、手術により起こる体内の炎症を抑えられ、痛みが少ない。
  • お腹を開かないことにより、臓器が乾燥しない。
  • カメラによる鮮明な画像が得られ、細かい臓器の異常や血管を目視することができる。

傷口の大きさ

お腹に約5mmの穴を縦方向に2~3つ開けて手術を行います。開腹手術だとお腹をズバッと開けるので、傷口の大きさが全然違います。

手術の痛み

卵巣は背中側に強力な靭帯で付いていて、開腹手術で傷を小さくしようとすればするほど強く引っ張ってお腹の外に出さないといけません。避妊手術で痛いのはまさにここです。開腹手術中にここを引っ張ると、必ずといっていいほど血圧や心拍数が上がります(動物が痛みを感じているサイン)。腹腔鏡では卵巣が本来ある位置で切除できるので、この痛みはかなり軽減されます。

入院期間

開腹手術では一泊入院することが多いですが、腹腔鏡手術だとぼぼ100%の動物が日帰りで手術できます。

デメリット

  • 手術の内容によっては開腹と比べ、手術時間が延長する。
  • 主に器械を用いて手術するため、五感による感触が乏しくなる。
  • 視野を確保するために行う炭酸ガス気腹処置により血液循環が影響を受ける。
  • 手術中に行う体位変換によって呼吸や循環が影響を受ける。
  • 特殊な器械を色々と用いるために、手術費用が開腹よりも高くなる傾向にある。

内視鏡外科(腹腔鏡・胸腔鏡)

『傷』が小さく、『痛み』が少ない手術・検査ができます!!

最近、動物病院でもワンちゃんやネコちゃんにおいても腹腔鏡手術や検査が行われるようになってきました。腹腔鏡手術を行うには専門の機械と技術が必要となるため、一部の動物病院でしか導入できていないのが現状です。
腹腔鏡手術は「避妊手術(犬・猫)」、「潜在精巣の摘出」、「胃腹壁固定術」、「胆のう摘出術」、 「副腎摘出術」 、 「小腸の腫瘍摘出」 、 「膀胱切開術」などがあります。 今まではお腹を開けなければこのような手術はできず、術後の回復に時間がかかっていました。しかし、腹腔鏡を使用することで、小さな傷口3つほどで検査ができ、当日退院できるほど手術侵襲を少なくすることができます。腹腔鏡で低侵襲手術をご希望の方はのば動物病院へ。

内視鏡を用いて可能な手術

  • 避妊手術
  • 潜在精巣摘出術
  • 門脈体循環シャント結紮術
  • 胆のう摘出術
  • 副腎摘出術
  • 膀胱結石